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by reina917
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*カフェで突然のプレゼント*

それは、木曜日の日のこと。その日の気分は最悪だった。仕事もなんだか消化不良気味だったし、帰りのタクシーがつかまらず、外で30分もタクシーを探すはめになったし。やっと見つかったタクシーには、通常の3倍以上の金額を払えば乗せてやる、と言われるし。タクシーに乗っても、大渋滞で寮に帰るまでに2時間もかかったし。もうなにもかも最悪の夜だった。
寮で冷めた夕食を食べながら、本当に疲れを感じつつ、やってられない気分で一杯だった。

食事を取って部屋に帰って勉強をするつもりだったけど、とてもそんな気分になれない。でも課題は沢山あるし、やらなきゃいけないし。くさっていても仕方ないし、外のカフェで勉強をしようと決めた。

あまり夜一人で出歩きたくないので、近所のカフェに行った。お茶を飲みながら課題に取りかかっていると、数人のフィリピンの学生たちが私のところにやってきて、ある紙を私に手渡すと、突然彼らは歌いだした。私のために歌いだしたのだ。
もう、ビックリしたのはいうまでもない。カフェにはほかにもお客さんがいるのに、私のところで歌を歌ってくれている。店員さんも、ほかのお客さんも、「あらあら、まぁまぁ」と微笑んでいる。嬉しいやら恥ずかしいやら。一体自分に何がおきているのか。

ただ、その歌声の美しさに私は感激してしまった。カメラに撮らせてもらいながらその歌声に心を洗われたようだった。



それは、ただ孤児院の子供たちへの寄付金を募るパフォーマンスだったのだけど、歌声に感激した私の心には、もうさっきまでのクサクサした気持ちは、なくなっていた。

いくらかを手渡すと、彼らはカフェから去っていった。寄付をしたのは、確かに私なのだけど、私がもらったものの大きさは、言葉では表せない。
それほど、彼らの歌は純粋に美しかった。歌っている彼らの笑顔はただただ美しかった。
by reina917 | 2011-10-21 21:39