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by reina917
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*Day 9th 初めての一人旅?*

今日の午後は一人旅だ。と言うのも、日本から送ってもらった小包をポストオフィスにとりに行かなければいけないのだ。
学校のレセプションで行き方を聞く。地図にしるしを書いてもらい、学校を出発した。

地図を頼りにバス停を探すが地図そのものが雑すぎて、バス停に着くまでも時間がかかってしまった。受付のお姉さんが、「Reina、45番のバスよ、OK?」と言っていた言葉とおり、バス停を目指す。バス停で行き先を確認したいのだが、マルタ語で書いてあるので解読不能だ。
バス停でおしゃべりしているオバサン3人がいたので、声をかけてみた。「Ah・・すみません、ミス・・45番のバスはココでいいですか?ワタシMarsaに行きたいのですが・・」と言うと、興味津々の様子でワタシを見る。「アラ、Marsa?何しに行くの?」「ポストオフィスに荷物を受け取りに・・」そういうとなにやら、ガヤガヤ3人でマルタ語で話している。「アナタ、Marsaに行くなら、バレッタ行きの45番のバスに乗って、その後バレッタで乗り換えよ。大丈夫?」大丈夫と聞かれても「ハイ」としか言いようがない。「バレッタ行くなら、このバス停でいいのよ。途中まで私たちと一緒よ。同じバスに乗りましょう。」と言ってくれたので安心し、お礼を言った。バスの乗り換えなんて、生まれて初めてである。しかもバレッタのバスターミナルは、マルタ一大きく、たくさんのバス乗り場があるのだが、乗り換えできるのか。

終点のバレッタまでは無事に着く。以前、みんなとも着たことがあるので、バスターミナルの様子も知っていたし。バスを降りる時、バスの運転手がワタシに「どこまで行くの?」と聞いてくれたので、Marsaのポストオフィスだと伝えた。彼はいくつかの数字をべらべらいい始めた。「あの?何番ですか?」聞き返すと1番に乗れという。Marsa行きのバスはたくさんあるので、その中で一番わかりやすい番号を言ってくれたのだと思う。お礼を言い、大きなバスターミナルを横切り、1番のバスに向かう。

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↑バレッタからみた港

インフォメーションっぽい窓口に男が3・4人いたので、まともそうな人に声をかけて確かめてみた。
「すみません、Marsaへ行きたいんですが、1番のバスでいいのでしょうか?」そういうと男達は「19番だ」「3番だ」「81番だ」と一斉に違う番号を口にする。だから一人に声をかけたのに。「あの?どれでもいいんです、Masraに行ければ。どれなんですか?」もう一回聞くと、81番がいいと言う。
81番のバスに着くと、バスの運転手に「このバス、Marsaへ行きますか?」と聞いた。「いや、あっちのバスだ。」と別のバスを指差した。多分番号を聞き間違えたんだと思う。

言われたバスに向かおうとすると、後ろから「エクスキューズミー、マドモアゼル」と声をかけられた。
振り返ると太ったおばさんが立っていた。落し物でもしたのかと一瞬思ったのだが、太ったおばさんはワタシにこうまくし立てた。「マドモアゼル、ワタシすごく困っています。家に帰れないの・・・ワタシすごく貧しいの、あなたのお恵みをいただけないかしら?」
ものすごく早くしゃべってきたが、そう言ってることがわかった。つまり彼女は物乞いなのである。でも太っている。「失礼、ワタシの何を欲しいとおっしゃいました?」スグ断れば良かったのだけれど思わず聞き取りができなかった部分を、聞き返してしまった。語学留学生の悲しいサガである。
「バス代よ。すごく困っているの・・Ohどうしましょう、帰れないわ。」
「なぜワタシのお金が必要なんですか?」そもそもお金がなくて帰れない人間が、ここまでこれることが不思議だ。
「あなた外国人、旅行これるなんて、恵まれているわ。ワタシはこんなに貧乏で・・」「・・・そうですね、でも・・アナタも貧しいように見えませんよ。」貧しいワリに彼女は太りすぎだ。ガリガリだったら、信じただろうけど彼女が言う貧しいは深刻だとは思えなかった。おそらく物乞いでも、”本業”じゃないだろう。
ワタシにそう言われると、彼女の表情はガラっと代わって”物乞い風”から”ふつうのオバサン”にかわり、きびすを返して行ってしまった。

バレッタからバスにのりMarsaに向かう。バスに乗ってる間に、他の乗客に、どうやって目的地で降りればいいのか確認しておいた。日本と違って「次は●●~」なんて、アナウンスもないし、バス停に名前がでているわけでもない。観光客に全然優しくないのだ。Masraに着くと、乗客やバスの運転手が「ここだ、降りろ」と口々に言う。
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↑バスから見た風景。ちょっと内陸に入るとすんごい田舎。

お礼を言い降りると、今度は若いお姉ちゃんに声をかけられた。
「何か手伝おうか?」
「あー・・ポストオフィスに行きたいの。ココを降りればスグだと聞いてるけど。」見知らぬおねえちゃんは「こっちよ」と言って入り口まで案内してくれた。お礼を言い中に入ると、受付は、すごい人でごった返していた。ひゃー・・とおののいていると、係のお兄ちゃんが、ワタシが手にしている不在伝票を見て、人が並んでいない窓口を指差した。他の窓口はすごい列になっているのだが、その窓口だけは人が並んでいない。言われたとおりにいって伝票を見せる。係のおじさんが不在伝票をみてこう言った。

「キミ、Ms,Xuereb?IDカード持ってる?」「ハイ、パスポートを持ってます。」ワタシのパスポートを見ると係のおじさんが首を横に振ってこう言った。
「キミはMs,Xuerebじゃないよね?この不在伝票はMs,Xuereb宛てになっている。Ms,XuerebのIDがないと渡せない。」
「は?あの・・。」「明日またID持ってくることだね、ハイ次ー!」と言って終わりにされた。
冗談じゃないよっ思わず日本語でそう言ってしまった。バスの乗り場を探すところから、ココにたどり着くまで相当面倒な思い・・色んな人の親切の上でここまで来れたのに、明日また来るなんて、片道1時間以上かかってるのよ!冗談じゃないわよ!
「ワタシはMs,Xuerebではありませんが、その荷物は間違いなく日本から来ているんです。それはワタシ宛に送られてるの。」
「不在伝表にはMs,Xuereb宛てと書いてあるのに、キミ宛とどうして言えるんだ?」
「もう!送り元が誰かもわかっています、ワタシの主人よ!とにかく、小包をココに持ってきて!送り主はワタシを同じファミリーネームのはずよ!」

そう言うとみんなの視線を感じた。「荷物もってこい!」なんてモメて騒いでるのはワタシくらいなのである。おじさんは、「あーハイハイ」と言って、荷物を取りに行き、もう一度ワタシのパスポートをチェックした。サインをして荷物を受け取ることができると、一安心でポストオフィスを後にした。

帰るために今度はバレッタ行きのバスに乗る。バレッタで乗り換えて、今度はセントポールス行きのバスに乗る。
ココで一つ、報告することがあるとすれば、マルタでアジア人は非常にまれなの存在である。いくらなんでもマルタの人だって、アジア人を見たことがあるだろうけど、マルタでは、バスに乗っていても、歩いていても、すごくジロジロ見られるのだ。一人で出歩いていると、特にだ。ホローやカトリーナと一緒に出かければ、ジロジロ見られることはないし、あっても気にならないのに、一人でいると、注目の的になる。どのくらいの注目度かと言えば、ワタシが道を歩いていると車がわざわざスピードを落として、ワタシの顔をのぞきこんで通り過ぎる。これは8割以上の車にそうされるので、いい加減慣れた。場合によっては、クラクションを挨拶代わりに鳴らしていく。バスで言えば、・・ずっと見られている。他の客の方に目を向けると誰かと必ず目が合う。興味の対象があると彼らは心いくまで「見る」のだ。ワタシの歩き方、仕草、外見、が完全に異邦人だからだと思う。
今のところ、それで嫌な思いはコレといってないので、まぁいいけど・・。
by reina917 | 2009-02-09 18:38